御燈祭闇夜が胞衣を脱ぐごとし
葛の崖覗けり身投ぐべくもなく
踊らむか焼烏賊にほふ浜に出て
遠雷や野の踏切に海の砂
まなうらのあめつちに春来たりけり
乳透けて見ゆ呪師の夏衣
健次忌の辻々に立つ青をんな
川施餓鬼藁の舟方燃え残る
狩詞話せり熊に聞かれぬやう
神ときに草をよそほふ冬の月
憧れの「強い」俳句である。
帯にある茨木和生氏の共鳴十句と、一つも重ならないという結果に…お恥ずかしいが仕方ない。
今回選句しながら頭の片隅に「呪術廻戦」のアニメが流れていた。呪師(のろんじ)の夏衣?五条先生がスケスケの服?…絶対違うしいつか誰かに怒られる笑。
「好き」だけで終わらず、ちゃんと説明できるようにならねばと思う。まだまだ修行が足りない。知識が足りない。