echireeeee

echire☆echire project 俳句の記録

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

鞦韆や月夜にすはり溝を引く

仲良くしている営業さんが、六月から産休に入りますと挨拶に来られた。在宅勤務が一年も続くと、いつの間にかお母さん!という人も二人目である。来月から補充が一人入るという話だったが、顔を合わせるのは何時になることやら… 経営陣はコロナ終息後も基本…

山躑躅豪傑笑い疾り抜け

分け入つても分け入つても青い山 種田山頭火 金子兜太はこの句について 「ヴァガボンドの感傷と憧れとでもいいたいような、角笛の哀調がある。心奥の難に疲れはてている人間の放浪句というよりは、多感な戸惑いがちな旅感の句として読める。」と書いている。…

初蝶来もっとも白きものを見る

承前 伯爵、お帰りなさい。体調はいかがですか? 左手を拝借。明日まで経過観察期間となりますので、極力大人しくして下さいね。少しでも異変があれば医局へご連絡を。 ふむ、なかなか美しいものだね、春という季節は。私も駐在員に立候補しようかしら。 だ…