echireeeee

echire☆echire project 俳句の記録

偏愛図書館/2024-09

『猫は髭から眠るもの』堀本裕樹編著(幻冬舎2022)より抜粋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第一回猫俳句大賞(ゲスト審査員/町田康)

 

新盆や見知らぬ猫のぽつり居て 梶政幸

黒猫の己が影踏む十三夜 後藤明弘

電気ストーブを猫と見つめている 菅野しおん

 

 

 

第二回猫俳句大賞(ゲスト審査員/新井素子)

 

ついて来る梔子の香よ夜の猫よ 対馬

遠くから猫の見てをる鬼やらひ 緒方順一

初夏の猫さりさりと草を喰む 山田英子

 

 

 

第三回猫俳句大賞(ゲスト審査員/角田光代)

 

去年今年猫は髭から眠るもの もふもふ

いかなごのトラックたたた猫たたた 露草うづら

小春日の猫に浮力のありにけり 陽光

 

 

 

 

ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ

 

堀本裕樹氏が審査する「猫俳句大賞」の書籍化。

読む前から予想できたが、やはり思っていたような句がずらりと並んでいた。愛が溢れ過ぎて、やや川柳ぼくなってしまうのは仕方ないかな。

 

f:id:echireeeee:20240413134247j:image