『猫は髭から眠るもの』堀本裕樹編著(幻冬舎2022)より抜粋
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第一回猫俳句大賞(ゲスト審査員/町田康)
新盆や見知らぬ猫のぽつり居て 梶政幸
黒猫の己が影踏む十三夜 後藤明弘
電気ストーブを猫と見つめている 菅野しおん
第二回猫俳句大賞(ゲスト審査員/新井素子)
ついて来る梔子の香よ夜の猫よ 対馬郁
遠くから猫の見てをる鬼やらひ 緒方順一
初夏の猫さりさりと草を喰む 山田英子
第三回猫俳句大賞(ゲスト審査員/角田光代)
去年今年猫は髭から眠るもの もふもふ
いかなごのトラックたたた猫たたた 露草うづら
小春日の猫に浮力のありにけり 陽光
ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ
堀本裕樹氏が審査する「猫俳句大賞」の書籍化。
読む前から予想できたが、やはり思っていたような句がずらりと並んでいた。愛が溢れ過ぎて、やや川柳ぼくなってしまうのは仕方ないかな。