春立つと雲居の小鳥呼びに来る
寒明けを唄い始めるジャムに蓋
薄氷や漂着船を抱き留める
天辺の禽獣ほうと霞立つ
交差する腕ごし梅の蕚かな
鳥帰る額の真中狙われて
花桃や踊る形に生まれくる
森の扉薄く開かれ蝶の昼
春深し案内頁にある折り目
紅躑躅押し分け「歌、歌おうか」
ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ
緊急事態宣言下、お散歩ばかりしていた時期。歩きながら考える癖がつき、句のテンポも歩く速さに準じているのが笑える。
この年の夏以降、まとまった休みが取れない状況が続いているのだが、週末の数時間だけでも俳句を詠むのが気分転換になっている。趣味=俳句、と言いたいだけじゃないの?疑惑をかけられているが、あながち間違いではないので否定はしない。