echireeeee

echire☆echire project 俳句の記録

③春【2019/Que sais-je?】

 

 

 

春祭鬼面の演者滑り入る

冴返る紅殻闇に香たてて

踏みしだくオオイヌフグリの細胞

 

春あかつき幼生のままに漂う

水温む人魚は涙ごと溶けて

 

古本の栞美し花の影

抜けられなくともかまわない 花蕊降る

 

太陽の塔へ降る宇宙塵朧月

復活祭半裸のトルソ窓に寄り

イースターエッグ手に円環は閉じられる

 

 

 

ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ

 

 

 

だから何?と句帖を見直しながら、過去の自分に突っ込みを入れている。

 

この頃は『詩』の言葉をピックアップし、使ってみるのが楽しくて、剽窃スレスレの作品を山程作っている。今となってはこんなアホな(無鉄砲な)句は作れそうに無いので、貴重かもしれない。

 

 

 

Que sais-je?

ク・セ・ジュ

「私は何を知っているのか」

byモンテーニュ