青蜜柑唄の中ゆく貨物船 秋の潮無数に開くクラゲの眼 外は月夜らしい山椒魚黙す 木が走るかたかたかたかた良夜かな 狐花のりうつられていくけはい 白杖のしだいに細く十三夜 否と言う夢の覚め際秋彼岸 蹠は十字に痛む薄紅葉 指に垂れる針の尖端万聖節 崩れ落…
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