『君に目があり見開かれ』佐藤文香(港の人2014)より抜粋
柚子の花君に目があり見開かれ
手紙即愛の時代の燕かな
歩く鳥世界にはよろこびがある
ひかりからくさりかいしてぼくのきず
醒めてゐてひかりをひととみまがへる
今日の手をあつめてすすぐ月の庭
たんぽぽを活けて一部屋だけの家
ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ
時々引っ張り出して読む句集。
港の人の装幀はどれもオシャレで素敵よね。
この位の量をまとめて読むと、文香さんは池田澄子さんの影響を受けているのがよく解る。
きっぱりとした断定がなされる時、作者の感動の重さが読者へと伝わる。
撫子を小さく束ねて尾根の道