『白秋詩抄』北原白秋(岩波文庫1933)より抜粋 風 一 遠きもの まづ揺れて、 つぎつぎに、 日に揺れて、 揺れ来るもの、 風なりと思ふ間もなし、 我いよよ揺られはじめぬ。 ニ 風吹けば風吹くがまま、 我はただ揺られ揺られつ。 揺られつつ、その風をまた、 …
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