荒梅雨に人、人でなきもの渡る 白南風や顔認証で開く本 地図にない向日葵畑風が立つ 茅の輪くぐり影は主人を連れ帰り 驟雨来る軒先朽ちて屋敷神 繊月がノノと答える洗い髪 離岸流幾たび生まれ夏の闇 檜扇の影心もち身を傾げ 今一度顔確かめる花火かな 日覆の…
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