『左川ちか全集』島田龍編(書肆侃侃房2022)より抜粋 緑 朝のバルコンから 波のやうにおしよせ そこらぢゆうあふれてしまふ 私は山のみちで溺れさうになり 息がつまつて いく度もまへのめりになるのを支へる 視力のなかの街は夢がまはるやうに開いたり閉ぢた…
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