『現代女性詩人論』中村稔(青土社2021)より抜粋 闇 多田智満子 まっくらな夜空に 薔薇が充満している 幾万もの薔薇がうごめいている わたしにはそれがわかる うなじに落ちるこの重い夜露が ひしめきあう薔薇の汗だということが 石垣りん、茨木のり子、多田智…
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